2025.11.25

120年の伝統と愛媛の恵みが醸す、心に響く一杯を。

「本当に美味しいと思える酒、日本酒本来の旨味を伝えたい」という想いのもと、愛媛県産米と裏山の湧水を使い、優しい旨味のある日本酒を追求して、日々努力する中城本家酒造 四代目蔵主  中城英敏さんに、酒造りにかける思いを語っていただきました。

2025年10月22日㈬放送 「『22_Ehime』モノ・がたり」より抜粋、編集
聞き手 南海放送ラジオ「青木美奈実のまひるやすみ」プレゼンター 青木 美奈実

 

今回お話を聞いた方
中城本家酒造合名会社 代表取締役社長(四代目蔵主)
中城 英敏さん
Hidetoshi Nakashiro
愛媛県西予市城川町の中城本家酒造合名会社は、初代中城孫太郎が明治31年に創業して以来、現在の四代目蔵主にいたるまで、自然の恵みと職人の技が調和した酒造りを大切にし、日本酒の魅力を伝え続けています。
愛媛県西予市城川町の中城本家酒造合名会社は、初代中城孫太郎が明治31年に創業して以来、現在の四代目蔵主にいたるまで、自然の恵みと職人の技が調和した酒造りを大切にし、日本酒の魅力を伝え続けています。
青木  まずは中城本家酒造合名会社について教えてください。

中城  西予市城川町にある酒造会社で、初代中城孫太郎が明治31年に創業し、奥伊予の地で長い歴史を紡いできました。昭和60年から私が製造責任者になり、地域の人々とともに酒造りを行い、清潔さと丁寧さを守りながら醸造してきています。

青木  どのような思いで造られているのですか?

中城  本当に美味しいと思える酒、日本酒本来の旨味を伝えたいという思いのもと、愛媛県産米と裏山の湧き水を使い、優しい旨味のある日本酒を追求しています。伝統を守り、新しい挑戦を続け、これからも旨い日本酒を提供していきたいと思っています。

青木  私もお盆やお正月など特に親戚で集まった時は、日本酒をたくさん飲みます。中城本家酒造さんの代表銘柄はどういったものですか?

中城  代表銘柄は城川郷です。

青木  どのような特長がありますか。

中城  受け継がれた技と酒造りへの想いが織りなす、繊細でありながら奥深い味わいが魅力です。自然の恵みと職人の技が調和した酒造りを大切にし、日本酒の魅力を伝え続けています。

青木  特に人気の商品はありますか。

中城  すっきりとした飲み口と調和のとれた旨味が特徴の「尾根越えて」や、華やかな香りとまろやかな甘みが楽しめる「純米吟醸」、そして愛媛県産「さくらひめ」の酵母を使用した優しい口当たりと澄んだ後味が魅力の「純米吟醸原酒 さくらひめ」が人気です。いずれも料理と調和し、日本酒の奥深さを存分に堪能できる逸品です。

青木  様々な銘柄を造っていらっしゃいますが、中城さんが日本酒造りで大切にしていることは何ですか。

中城  清潔と丁寧をモットーにしていまして、それらのことが一番大事であると思っています。

青木  丁寧に手間暇かけると味わいが変わってくるのですか。

中城  同じ商品を造っても一人一人性格が出ると言われますので、私は丁寧にやっていくのが大事なことだと思っています。

青木  性格が出るのですね。せっかちな人はせっかちな味になってしまうのですか。

中城  そうですね。

青木  オンラインストアー22_Ehimeでは、「尾根越えて」と「城川郷純米吟醸」の飲み比べセットを販売していますが、それぞれにどういったところに違いを感じて欲しいですか。

中城  純米酒である「尾根越えて」では、米・米麹・水のみを原料とする純米酒の米本来の旨味やコクの強さからくる濃醇な味わいやふくよかな香り、味わいを楽しんでいただけたらと思いますし、「城川郷純米吟醸」では、白米を低温でゆっくり発酵させ、粕の割合を高くしたことで醸し出される華やかな香りやすっきりした味わいを感じていただけたらありがたいと思います。

青木  中城本家酒造の商品は、オンラインストアー22_Ehimeでお求めいただけます。
・尾根越えて、城川郷純米吟醸 各720mlの飲み比べセット5,500円(税・送料込み)
・純米大吟醸 啐啄(そったく)(参)720㎖5,500円(税・送料込み)
・大吟醸 啐啄(そったく)(壱)720㎖6,500円(税・送料込み)
最後にリスナーの皆さんに向けてメッセージお願いします。

中城  コロナの影響や米価の高騰などの難題が次々と出てきますが、それらに臆することなく、美味しい日本酒を造っていますので、城川郷を応援していただきたいですし、日本酒を応援していただけたらありがたいと思います。

青木  冬を迎えて、私も日本酒を冷やでも熱かんでも楽しんでいきたいと思います。今回は中城本家酒造合名会社 代表取締役社長 中城英敏さんでした。ありがとうございました。